■海水と海藻だけの旨味が凝縮した「藻塩」の味わい
海人の藻塩とは、かつて玉藻と呼ばれていた瀬戸内の海水と海藻・ホンダワラから作られたまろやかな塩味が特徴の藻塩です。辛さに尖ったところがなく、素材を生かすまろやかな旨味が楽しめます。色は淡いベージュで海水と海藻だけの旨味が凝縮した「藻塩」の味わいです。
本品は古代の人々が貴重な食材を入れていたとされる布袋をイメージしました。普段のお料理にはもちろん、贈り物などにもおすすめです。
■古代遺跡に出土した一片の土器から始まった藻塩づくり1984年、広島県安芸郡蒲刈町(現・呉市蒲刈町)の工事中に発見された古墳時代の製塩土器の発見がきっかけとなり、藻塩製塩法の研究がスタートしました。 万葉集にも詠まれている「藻塩」ですが、塩の作り方を伝える古文書もなく、解明までの道のりは遠く険しいものでした。
10年余りの歳月が費やされ、ついに確立できた藻塩の製法は、海水に浸したホンダワラを乾燥させるという工程を繰り返して塩分濃度を高めた「かん水」をつくり、土器で煮詰めて塩を採るというものでした。 この古代土器製塩法を基に、海の恵みを結晶させた古くて新しいお塩が『海人の藻塩』。 古代の製法に倣い、すべて自然の恵みを原料につくられます。
日本の渚百選にも選ばれた、工場の目の前の海岸から汲み上げた美しい瀬戸内海の海水と、天然の旨味が凝縮された国産のホンダワラを原料に、一釜一釜 丹精込めてつくられています。