四代德田八十吉 彩釉三彩壷 彩光

●四代德田八十吉襲名記念作品
●作家直筆の署名入り桐箱に収めてお届け
●黒塗りの飾り台が付属


●九谷焼の人間国宝・故三代德田八十吉を父にもつ陶芸界の逸材が先代直伝の
技に新しい感性で挑んだ清麗高雅な彩釉磁器壺。
瑠璃色、翡翠色にやわらかな黄を点じた透きとおる彩りの妙…
四代德田八十吉の襲名の記念作品として創作された傑作です。

●透きとおるような純白の磁器肌を流れるように彩るのは、青、緑、黄のみずみずしい三彩が奏でるハーモニー。
澄んだ瑠璃色から深い紫紺、翡翠色へと千変万化する彩りのグラデーションに、
一条の光明のごとくやわらかな黄色が点じられ、めくるめく色彩の小宇宙が広がります。
中国古陶磁の「鳳尾尊」にも通じる口縁の形や、円満な球形のフォルムは、轆轤技の賜物。
つややかな胴を流れるとろりとした色釉の表情は、丹念に塗り重ねられた釉色が、
炎の中で溶け合うことで初めて生じる神秘の景色です。
先代から受け継がれた秘伝の技、そして女性的な優しさの漂うその典雅な趣は、まさに四代の真骨頂。
現代九谷焼のさらなる可能性を物語る作品です。