本日の「じゅん散歩」は昔ながらの町並と裏路地がいまなお残る代々木にやってきました……が、本日のお天気はあいにくの雨、集合場所は代々木随一のランドマーク、ＮＴＴドコモ代々木ビル。 傘をさして現れた、高田純次さんは「僕らの世代は高い建物を見ると『エンパイア・ステートビル』を思い出しちゃうなあ。古いけど」なんて遠くを見つめながら、代々木駅の逆側、西口へと向かいます。 そんな純ちゃん、駅前から一本入った通りの、とあるビルの前で「この自販機、なんだろう？」と立ち止まります。 そこに置かれていたのは「日本初!?」と銘打たれた「乳製品自動販売機」。 ガラス越しに覗くと、牛乳はもちろんヨーグルトやモッツァレラチーズ、醗酵バターまでずらり40種近い品揃えの乳製品だけを売っている自動販売機だったのです。「しかも６Pチーズが２５０円なんて、安いじゃない。ボタン押したら出てこないかな……。あっ、お金入れないとダメか。あっはっは！」 雨でも純ちゃんの傘の下は日本晴れ！狭い裏路地へと入り、小田急線の南新宿駅の方面へと歩を進めます。 古武術の道場や刀剣を扱う古美術店を横目に路地を進むと、小さな店の軒先にカプセル自販機を発見しました。「紅茶ガチャ？ なんだか舌を噛みそうな名前だねえ」と言いながら「すみませーん。外のアレは何が入ってるんですか。えっ。一歩歩けば、ひとつの出会いがある。散歩人、高田純次さん（純ちゃん）が町歩きで出会う、人、もの、景色。今日、お散歩するのは、懐かしい面影がいまなお残る、代々木。さて裏路地の多いこの町でどんな出会いがあるのでしょうか。代々木編一歩歩けば、ひとつの出会いがある。一歩歩けば、ひとつの出会いがある。取材・文／松浦達也 写真／相川大助2
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