本日のオープニングは代々木上原駅から徒歩数分の「代々木大山公園」。この公園には「家」を模した珍しい遊具があるのだとか。高田純次さんも童心に帰って（？）、砂場ごはんでおままごとをしてからのスタートです。 といっても、大の建物好きの純ちゃんは、砂ごはんそっちのけで間取りや相場の話で盛りあがるわけですが……。 そんな代々木上原周辺は、閑静で便もいい昔ながらの高級住宅街。おしゃれなカフェや行列のできるベーカリーもあるエリアで、今日の散歩は始まりました。 歩き始めてほどなく、小さな店の前で立ち止まった純ちゃん。「ＣＯＦＦＥＥ ＡＮＤ ＧＹＯＺＡって書いてあるけど……？」と首をかしげながら、「すみませーん！」と入口から店内を覗きます。 応対してくれたのは餃子とコーヒーの専門店「ＦＩＬ#」の奥様。「宇都宮出身で餃子関連の仕事をしていた夫と、カフェで働いていた私」で２年前に起業したのだそう。「このご時世で２年、続いてるのは立派だねえ」と感心する純ちゃんですが、実はこの店、餃子もコーヒーも味が評判となり、いまや地域の人気店なのです。 そうとは知らない純ちゃん、メニューとにらめっこして「やっぱり、これを頼まなくちゃいけないよね」と「皮にコーヒー、具にコーヒーゼリー入り」の看板メニュー「ＧＹＯＦＦＥＥ」（とプレーン）を注文します。 待つこと数分。目の前に皮の色が違う２種類の餃子が提供されました。一歩歩けば、ひとつの出会いがある。散歩人、高田純次さん（純ちゃん）が町歩きで出会う、人、もの、景色――。今日のお散歩は古き良き住宅街の面影を残す、代々木上原。今日、足を向ける先にはどんな出会いがあるのでしょうか。代々木上原編取材・文／松浦達也 写真／相川大助2
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