ブックタイトルロッピングコレクション VOL.31

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概要

ロッピングコレクション VOL.31

火事装束や革頭巾、世界の革靴など古今東西から集められた皮革製品の数々に純ちゃんも感心しきり。 凝縮された革製品の世界に魅了された純ちゃん。散歩に戻っても「そういえば、浅草は靴屋が多いよね」なんて話をしていたところ、町の靴工場と思しき、建物を発見。お察しの通り、ここは靴工場の「アクスト」さん。「こんにちは!」とずいっと奥の方までお邪魔します。 純ちゃん、先ほどの資料館から抱いた謎を聞いてみることに。「なんで浅草には靴屋が多いの?」という問いに「軍靴を作る工場が多かったんです」と即答してくれたのは、社長の小野崎記子さん。さすがにお詳しい! 明治初頭、関東における皮革事業の独占権を持っていた弾左衛門という人物が軍靴の需要拡大を見越して、水運の発達した浅草に工場を移転。その後、周辺には革靴関連の企業が集まり、現代に至るまでその名残があるのだとか。 いまでもそれぞれの会社で一工夫した製品を多数作っていて、この会社では和服の生地や帯をリメイクしてスニーカーに仕立てているのだそう。「全部、手縫いなの? それは大変だ。型はどんな風に抜くの? あ、なるほど。『抜き型』という機械があるんだ? この型は両刃? なるほどねえ。着物の調達はどうやって……?」と、興味津々。もっとも一番驚いていたのは、「ちなみに一足おいくら……? えっ。3万円!? 消費税ついて3万3000円!?」と、お値段を聞いていたとき。「お母さんが着な台東区の地場産業である皮革産業に関する製品や書籍、文献など貴重な資料を収蔵・展示する資料館として1981(昭和56)年に開館。江戸時代の火事装束から纏足などを含めた世界中の革靴などを展示。長嶋茂雄、王貞治など野球界のレジェンドのほか、サッカーの三浦知良のスパイクなども展示されている国内唯一の皮革専門資料館。入館料無料。婦人靴の企画から製造・販売まで手掛ける浅草の婦人靴メーカー。中国で先行リリースで好評を得た完全オーダーメイドの「着物KIMONO・帯OBIスニーカー」は着物や帯を高級紳士靴・婦人靴「手釣り工法」と言われる製法で、浅草の靴職人が一足ずつ手仕事で仕上げる。問い合わせは、日本橋人形町の販売店「&Steady(アンド・ステディ)」まで。東京都台東区橋場1-36-203-3872-6780 9:00 ~ 17:00 月曜・祝日、年末年始 https://t-navi.city.taito.lg.jp/spot/tabid90.html?pdid1=279東京都中央区日本橋人形町2-10-4 ENOXビル2 階問info@andsteady.com  10:00 ~ 16:00 火~金10:00 ~ 20:00(初回最終受付:18:30)  土日祝10:00 ~ 18:00(初回最終受付:16:30)  休月曜(祝日の場合は翌日)https://andsteady.com/皮革産業資料館アクスト川と来たら革だよな!やっぱり川沿いはいいねえスタート3